社長の社員への不満と、社長に対する社員の不信感は、
「隠すこと」が原因?
「社員はなぜ働いてくれないんだろう」、
「どうして自分と同じ思いを持ってくれないの?」、
「もう少し会社のことを考えてよ」。
こんな悩みを抱えている社長は、本当にたくさんいます。
「社員全員が自分と同じ思いで働いてくれたら、どんなにいい会社になることか」というわけです。
逆に社員は社員で、「給料分は働いているよ」、
「期待もされていないし、権限もない。何を頑張れというのか」
という思いを持っていることが多いものです。
場合によっては、社員は会社のことを一生懸命に考えているのに、
社長がその思いにまったく気付かず、社員から
「社長は会社の問題点が分かっていない」、
「感覚がズレている」、
「現実が見えていない」、
「建設的な意見を言っても聞いてくれない」
などと、
実に厳しい目を向けられていることだってあるのです。
同じ船に乗る者同士である社長と社員のホンネがこんなに違っていては、
いい会社になるわけがありません。
まして、会社のことを思いながら、それをうまく発揮できない社員がいるとすれば、
こんなにもったいないことはありません。
なぜ、社長と社員の本音は、大きくすれ違ってしまうのでしょうか?
答えは1つだとは思いませんが、
会計への理解不足と決算情報の開示不足が大きな原因であることは間違いありません。
社員のモチベーションが上がり、その思いが社長と一つになれば、
会社は元気になります。
その元気が、会社を成長させる大きな力となるのです。
社長と社員が問題意識を共有するために、「共通言語」になるのが会計の知識や情報です。
そして、共通言語を使えば、営業や製造、総務などの社員が、会社の活動全体を理解できるようになります。
社長も、共通言語を通して経営の問題を再認識したり、
戦略の間違いや優先順位を入れ替える必要性に気付くかもしれません。
社員も、共通言語によって計画と現実がかけ離れていると気付いたり、
何が大切なのかを認識したりすることもあるでしょう。
会計を理解して、決算情報を共有することによって、社長と社員が共通の認識を持つことができます。
共通の目標を持ちながら仕事に取り組むことができれば、間違いなく会社は元気になります。
私たち『NPO決算公告推進協議会』は、すべての社員が会計知識を身につけて、
決算情報を共有化するための仕組みを「透明会計」と呼んでいます。
社長が社員やお客様から信頼されるコツ、その第一歩が会計の公開、つまり透明会計なのです。
なぜなら、一番大切な情報を自ら進んで、部外者にも見せるからです。
透明会計を推進すれば、それまでとは見違えるように、明るく、元気で、逞しい会社に変身していきます。

