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透明会計Q&A −決算を公開すると会社が元気になる!?−

はじめに

私はこれまでに、東京国税局調査部、査察部において多くの企業の税務調査に携わり、
独立後も数々の企業を会計のプロとして担当してきました。
その結果、大多数の経営者は、意外なことに自社の決算書や月次試算表を
それほど大切にしていないことに気が付いたのです。

「なぜだろう?」と長く疑問に思ってきたのですが、
最近になってようやくその理由がつかめたように思います。
経営者は単に会計の意味を知らない、より正確に言えば、
経営にとって会計が持っている意味を分かっていないのではないかと。

京セラの稲盛和夫氏は、
「会計は企業の羅針盤だ」
「会計なくして経営を行うことは、羅針盤がなくて航海をすることと同じだ」
と言っていらっしゃいます。
皆様は、この言葉をどう聞くでしょうか?

 「会計って、そんなに大事なものなの」
「いやそうでもないよ。税務申告さえ一応うまくやっていればいいんだよ」
と考えてはいませんか?
会計人としていろいろな企業と接する中で実感しているのは、
「元気な企業」の経営者は、必ず会計を大切にしているという事実です。
特に、全社員に経営への参加意識を求めるのなら、会計情報を
公開することは必須アイテムなのです。

会計の公開なしに経営幹部の成長は期待できないし、従業員も会社の業績に対して
心から協力はしません。なぜなら、自分の所属する会社の業績が不透明にされたままで
一体何に対してロイヤルティを持てというのでしょうか。
自分の働きが業績にどう反映しているのかも分からずに、何をしろというのでしょうか。
個人の人間関係に置き換えて考えてみれば、
自分のプライベートを一切明かさない人とは親友になれないのと同じことです。

経営者の皆さん、私がなぜ「決算公告推進協議会」というNPO法人の設立を考えたのか
というと決算公告が商法上の義務だからだけではありません。
確かに、コンプライアンスの観点からも、現在のように多くの企業が公告をしていない状態は
職業会計人として放置できない問題であることは確かです。
しかし、それ以上に、「会社を元気にする」には会計情報の公開以外には
あり得ないと信じたからなのです。

私は会計情報の公開化を「透明会計」という造語でまとめてみました。
経営者の皆さん、元気な企業を作ってください。
そんな皆様の経営の一助となることができれば、こんなに嬉しいことはありません。
そして、会計事務所の皆さん、透明会計の推進や決算公告の実施は、
私たち会計人のできる企業への最大級の貢献ではないでしょうか。

一緒に運動に加わってください!
一緒に元気な企業を作るために動きましょう!
企業と会計人、そして日本の未来を明るくするために、今後もご支援とご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

2006年3月
特定非営利活動法人 決算公告推進協議会 副理事長
  税理士 太田 孝昭(太田・細川会計事務所 所長)

入会に関する詳細はこちらをご覧下さい


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                          ・・・ the end ・・・

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