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元気な経営を目指して
考える
<2007年3月号>
仕事には、考える仕事と考えなくても出来る仕事があります。
日常的な業務は、ほとんど考えることをしなくとも済ませることが出来ます。
一日のうちで「考える」ということをするのはほんの数分で、後の圧倒的な時間は「どのように仕事を処理する
のか」で、そこでは手も動かすし、体も動かすし、口も動かしているのだけれど、頭だけはお休みの状態で、
なのに仕事はどんどん処理されているのだとつくづく思います。
考えることはとても疲れますし、「脳」はすぐに馬鹿になってしまい、考えているつもりでもなかなかそこにいい
アイデアでもない限りは「空回り」している状態に陥ってしまいます。
また、「脳」は刺激が無ければ「ひらめき」を生まなくなりますし、「刺激」も人により何が刺激になるのかさえ
分かりません。ゆったりした時間の中でも「脳」は活性化することもありますし、何かを見たり聞いたり、または
本を読むことでも活性化することもあります。
ところで、私は決して「大脳」の仕組みを説明したいのではなく、経営上の仕事とは「考える」ということなのだ
と、体験的に言いたいのです。
しかも「考える」ということは多くの情報が無くてはできませんし、多くの情報に興味深く接していなければ
出来ないのです。
経営をすることは、「どうしたら上手くいくか」、「どうしたら新しいマーケットが開拓できるのか」、「どうしたら
従業員が活き活きと働くことが出来るのか」、「どうしたら、」、「どうしたら、」、という疑問の中にあり、その解決
方法も「考えること」によってのみ与えられるものなのです。
しかも、すべてにおいて将来に向かって手を打っていくのですから、失敗や思い違いはほとんど日常的に
起こります。そしてこの失敗を糧にして、さらに「どうして、」、「どうして、」と考えることが経営なのかなと
思っています。
さて、あなたの会社の中には、あなたを含めて「どうして、」、「どうして、」と考えている人が何人いますか?
考えている人が多い会社は強いですよね。
では、考えることの出来る人を多く作るにはどうしたらいいのでしょう?
答えは私にもわかりません。
考えてみませんか。
太田アカウンティンググループ 代表 太田 孝昭 著
※経済界倶楽部発行「出会い」掲載
